一般的な地植えの庭では、よっぽど雨が降らない日が続かないかぎり、
水遣りをやらなくても植物が枯れてしまうことは少ないです。
しかし、マンションの
ベランダや
バルコニーのような
コンテナガーデンでは、コンテナ内の土壌に保持されている水分は短期間で蒸発してしまうため、植物は萎れ、枯死につながります。
とはいえ毎日、少しずつ水を与え続けると、植物の根は地表面に集まり、下部は乾燥したままの状態になり、少しでも
水遣りを怠ると直ぐに枯れてしまいます。
水遣りは、日をあけてコンテナの土の表面が乾いてきたら、水が底からにじみ出るまでたっぷりと与える方が効果的です。
また、
水遣りの時間帯は、昼間を避けて朝おこなう方が望ましいでしょう。
夕方の
水遣りは植物が良く伸びますが、
ベランダや
バルコニーではあまり植物が徒長しても困るため差し控えた方が無難です。


特に、冬場は、夕方に水を与えると、寒い日などは凍結する恐れがあります。
旅行などで長期間留守にする場合の
水遣りはどうすればいいのでしょう。
植物を枯らしてしまうタイミングは、夏の盛り(お盆)のころに海外旅行に行ったり、里帰りをしたりして、家に帰って来ると、
ベランダや
バルコニーの植物が全滅していたというような事件がよく勃発します。
○夏場、留守中の水遣りはどうする。
コンテナをなるべく日陰に置き、大きな平たい容器に水を張って、その中にコンテナを入れて置きます。あまり深く水を入れすぎると
根腐れを起こす危険性があります。
または、コンテナより高い位置に水を入れた容器を置き、布をコンテナの土の上に垂らしておく方法もあります。


最近では、ペットボトルを利用した簡易な
給水装置も販売されていますので利用できます。また、かなりの長期間となりますと、本格的な
自動灌水装置を購入して利用すると便利です。これがあると、留守でなくても自動的に時間が来ると
水撒きをしてくれるので便利といえば便利ですが、
水遣りが趣味の人には不要でしょう。
○冬場、留守中の水遣りはどうする。
夏と異なり、日のあたらない場所に置いておけば、1週間程度は留守にしても大丈夫と思われます。
○自動灌水装置について
自動灌水装置には、タイマー式のものと
土壌水分センサー式のものがあります。タイマー式は設定時間になると自動的に灌水しますが、雨が降っていようがおかまいなしです。水分センサー付きのものは、
土壌中の水分がなくなれば自動的に灌水しますのでちょっと賢いです。どちらも、電池式のものもあるので、
ベランダや
バルコニーに電源がなくても利用できます。また、水源は、水道に直結するタイプと、タンク付きで水を貯めておくものとがあり、
スロップシンクなどがなくとも利用可能です。タンク式の場合は、灌水する鉢の数や、留守にする日数に応じてタンクの大きさを検討しておく必要があります。因みに、10鉢程度で1週間留守にする場合ですと、18〜20リットル程度の水が入るタンクが必要です。
簡易
給水器は、ペットボトルに水を入れて、口に特殊なノズルを付けて植木鉢の土の中に差し込むだけで、
土壌中の水分がなくなると水が出る仕組みになっています。電源も水道もいりません。ペットボトルだけでなく大きなポリタンクも利用できます。ただ、このノズルは1鉢に1つ必要で、1鉢毎にペットボトル等をセットする必要があります。
○底面給水鉢・プランター、底面灌水鉢


簡易
給水器と鉢が一体化したようなものです。鉢の下部に水を貯める中底が付いており、鉢土と貯水中底に貯められた水は、フェルト状のヒモでつながっており、それを伝って水が鉢土に染み込むようになっています。植物が吸い上げた分だけ、毛細管現象で下から水が上がって来るので中底の水さえ切らさなければ、水切れが起こりにくいわけです。なお、常に、土が適度に湿った状態になるので、根の発達は今ひとつで時には
根腐れを起こすこともあります。また、土の表面に肥料分が蓄積しやすいので、ときどき鉢土の上から水をたっぷりやり、肥料分をを下へ押し下げる必要もあります。中底のタンクの大きさは様々なものがあり、6リットルも貯められるものもあり、これであれば1週間程度
水遣りをしなくても大丈夫です。
・組立式底面灌水プランター:ボーラ42ホワイト
イタリアで作られた樹脂性の大型プランター。底面灌水装置付きで、吸水パイプから水を入れれば底面に水がたまり、植物に
自動灌水されます。大きさW42 x D42 x H43cm、重さ5.5s。
・組立式底面灌水プランター:ボーラ100ホワイト
イタリアで作られた樹脂性の大型プランター。底面灌水装置付きで、吸水パイプから水を入れれば底面に水がたまり、植物に
自動灌水されます。大きさW100 x D42 x H43cm、重さ10kg。
・自動給水植木鉢

電気も電池も使わずに、自動で
給水するという植木鉢です。1ヵ月分を貯水するので、毎日の水やりの心配がありません。内容器を回してはずし、水を補充し再び内容器をセットします。内容器と外容器の間(貯水部)を密封することで、給水孔からは常に一定(水位1〜2mm)の水が供給されます。
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