植物を取り巻く様々な
環境要因のうち、
気象条件が
植物に及ぼす影響について説明します。
○風が植物に及ぼす影響について
適度な
風は、
植物に軽い振動を与えて丈夫にします。
また、
風は光合成に必要な二酸化炭素を運び、夏の
高温多湿を緩和して病害虫の発生を抑えます。

換気扇用サーモスタッド(電子温度調節器)
植物の生育に不可欠な
微風(
そよ風)を再現し、
温室内の空気を拡販することで、生理作用を活発にします。また、
温度を均一にすることで、暖房費の節約にもなります。
園芸用温風機
園芸温室用温風器電気ヒーターと循環送風機をセットした小型園芸温室専用の据え置き暖房機です。
ミニ温室など小さな温室に適します。燃焼排気による空気汚染や燃料補給が無く冬の寒さにも安心して園芸を楽しめます。
冬の
夜風は、
霜が降りるのを回避し、
霜柱による根株の浮上や葉の凍結を防ぎます。
苗帽子
プランター栽培用保温セット、コンテナガーデン
霜よけカバー、プランター栽培用虫除けセットなど。
木製温室
軒下や
ベランダなどでの
霜よけに最適な木製
温室です。春先には挿し木・種まき・育苗用のハウスとしてもお使いいただけます。窓はポリカーボネート製ですので、割れにくくなっています。また、
保温性・
保湿性に優れた構造です。
そして、
植物の中には、
風の助けを借りて花の受粉や種子の飛散を達成するものもあります。

このように、
植物の生育にとって、適度な
風は非常に重要な
環境要因ではありますが、その反面、
強風は逆に悪い影響を与える存在です。
そのため、
ベランダや
バルコニーのような比較的
風のきつい場所では、
植物の
強風対策が必要になります。
・ルーバーラティス( 風除け ・目隠しラティス)
様々な大きさの目隠し、
日除け、
風除け用ラティス。防腐・防カビ効果のある合成樹脂塗料(アルキド系)を使用しているので、
耐候性に優れています。
・防風ネット各種
ポリエチレン繊維を、特殊編みした農園芸資材です。軽くて、強く、耐久性に優れ経済的です。ラッセル編みで、目ズレ・ほつれを起こしません。遮光、防雹、保温、
防風あらゆる用途に使用できます。
海に近い場所では
強風時には海水を含んだ潮水が飛散し、
植物に付着し乾くと
塩害を受け障害を起こすことがあります。
付着した潮水が乾かないうちに良く真水で洗い落とす必要があります。
また、冬から春にかけて休耕田や空地の砂塵が
強風で舞い上がり飛散して、
植物の枝葉に付着し、その結果、葉の水分が吸収されてしおれ、光合成もできなくなってしまうことがあります。
この場合も、早急に付着した砂塵を洗い流す必要があります。
最大瞬間風速を東京と大阪で較べると、明らかに東京の方がきついようです。特に、冬から春にかけては非常に強い
風が吹くようです。いわゆる
空っ風というやつです。
逆に、大阪は最近あまり
風が吹かなくなったようです。1970年7月は、近畿地方に7月には珍しく直撃した台風2号によるものです。
○温度が植物に及ぼす影響について
春ごろの20℃前後の
気温は
植物の生育に好適ですが、夏の高温は強い日差しと多湿が加わり
植物を痛めます。
特に、ヨーロッパ系の草花は
耐暑性が低いため注意が必要です。
寒冷紗(
遮光ネット)などで遮光し、通風を良くして、夕方には葉や茎に水を噴霧することで、乾燥を防ぎ、
温度を下げることができます。
・園芸用 遮光ネット
真夏の強い日差しをはね返し、温度の上昇を抑えます。強光や高温に弱い植物には必需品です。両面アルミタイプで遮光率約50%。サイズ2m×4m。
・遮光率95%ネット 黒・平織り
ポリエチレン繊維を使用した特殊な織り方の新しい
遮光ネット。遮光・遮熱・
防霜・保温・防風などの用途で農園芸・水産業用資材として栽培・養殖の近代化を図り優れた環境づくりを提供しています。
また、夏の
ベランダや
バルコニーは、土間のコンクリートが焼け、その
輻射熱で異常な高温になることがあります。
そして、プラスチック製のプランターや鉢は熱伝導が早く、鉢の土が蒸れて根腐れを起こすことがあります。
ウッドデッキやスノコ、花台などを敷いて鉢底の通風をよくする工夫が必要です。
一方、冬季は低温により
植物が休眠することもありますが、亜熱帯や熱帯系の
植物は低温障害を受け、株が損傷し、枯死にいたる場合があります。

・苗帽子4号
大切に育てた草花や野菜を
雨風や鳥から守る《苗帽子》。定植後の苗や収穫前の鳥害防止に、春先には
温室代わりや
霜除けにも。素材は丈夫なPET樹脂。付属のスチール製専用杭で
風で飛ばないようしっかり固定できます。
・グリーンハウス各種
白い木枠のハウス型の容器でガラスがはめ込んであります。鉢花や観葉植物を入れて、観賞用兼冬場の植物のちょっとした風よけや霜よけなどにご利用ください。
・ビニールハウス( 温室 )各種
ベランダを有効利用できる、冬場の保温アイテムです。大事な花、観葉
植物などを寒さから守ってあげてください。冬場のの寒い時期はビニールハウス(
温室)として、温かくなれば、ビニールを取ってフラワースタンドとしても活用できます。
秋まき草花の苗や半耐乾性の
植物は、不織布(織っていない布のことで、合成樹脂等を加熱・溶融し、熱圧着によりシート状にする)のべたがけや保温資材を使用して越冬させることが可能な場合もあります。
・不織布製べたがけシート
防
霜:地面から放射される熱の透過が少なく、
温度を保つことで
霜を防止します。
防鳥:大切な作物を鳥やチョウなど空からの侵入を防いで守ります。
防虫:アオムシやアブラムシなど、作物の葉や芽などを食べてしまう害虫の侵入をシャットアウト。
防寒:地面から放射される熱の透過が少なく、安定した保温効果を発揮します。冬の寒さから作物を守ります。
・温室用プレートヒーター
寒さから大切な
植物を守るための加温装置です。過剰な暖房による
植物の高温障害を防ぐために必ず電子
温度調節器(別売)を併用してください。
・植物用保温用品各種
大切な
植物を寒さから守る、ヒーターやサーモスタット、マルチングシートなどの保温用品のコーナーです。
・冬越し保温フィルム
観葉
植物の冬越しに、とても手軽で便利な保温フィルムです。フィルムにあいたミクロの穴が空気を通し、蒸れを防ぎます。筒状になっていますので、
植物の高さに合わせて、切って結んで掛けるだけ!手軽に設置できます。
・家庭菜園用ビニール・フィルム
ダイオキシンを発生しない三層構造のポリオレフィン系フィルムで、塩化ビニール並みの保温力があります。トンネル栽培用などの被覆用フィルムとしてご使用ください。
しかし、冬の低温は、秋まき草花や秋植え球根などの、
バーナリゼーション(
春化といって一定期間、一定の低温にして花芽分化させたり、開花能力を付けること)を必要とする
植物にとってはなくてはならないものです。
これらのグラフをみると、最近の夏の最高
気温や平均
気温は明らかに、20年、30年前に較べると上昇していることが分かります。
大阪は特に顕著にその傾向が現れています。1970年や1980年は、高くても35℃前後だったのに、最近では、40℃に達する勢いです。
最高
気温に関しては、20〜30年前に較べ2〜3℃は上がっているようです。明らかに
温暖化しているのが確認できます。
○湿度が植物に及ぼす影響
梅雨時は、
雨が多く
気温も高いため、空中
湿度、土壌
湿度ともに高く、
植物は病虫害や根腐れを起こしやすい状態になります。
この現象は、関東以西で起こりやすく、
気温がやや低い関東高冷地や東北地方、北海道では起こりません。
対策としては、土壌の排水性を良くして、株元の土を乾きやすくし、下葉と株元の不要な枝を切除することで、株元の風通しがよくなり根腐れが減ります。
屋根のある
ベランダや
バルコニーは、
雨や夜露があまり降らず、
風もきついため、コンテナの土は乾きやすいでしょう。

・家庭用ドライミスト
水を霧状に放出して周囲をクールダウン! 気化熱の効果を利用し、電気を使わず水の力で暑い夏の温度を下げて涼しい空間を作ります。涼やかなミストシャワーをご家庭で手軽に設置! ポンプや電力は一切不要のエコアイテム。マンション・集合住宅に最適。
冬になると、関東以北の積雪地帯を除き、空中
湿度は低く、土壌は乾燥気味になります。
多くの
植物は休眠中ですが、越冬中の草花苗、宿根草、秋植え球根などは土中で生活しており、土壌の乾燥は春からの生育に影響します。
特に、秋植え球根は土の乾燥で
ウイルス病の発生や、球根の中の花芽の伸長生長、子球の発育に影響をもたらします。
冬の土壌乾燥の対策としては、月に一度程度は日中の暖かい時間帯にたっぷりと水を与えることです。

○日照が植物に及ぼす影響
植物にとっての
日照は、生育する場所における光の量と時間の長さが大きな影響力を持っています。
そして、
植物によっては、日当り、
半日陰、日陰を好むものがあります。
一般的には、花壇の草花や野菜類は日当りを好むものが多く、花がやや小さく地味な
植物や、葉を観賞する
植物などは
半日陰や日陰を好むものが多いようです。
日当り〜日陰は以下のように区分されています。
日当りを好む
植物の中には、直接光が当たらないと開花しないものもあります。
また、
半日陰を好む
植物には、光に当たりすぎると葉焼けや生育不良を起こし、逆に、日陰に置くと花が咲かなかったり、徒長して枯死したりするものもいます。
半日陰には、きちっとした定義はありませんが、西日が当たらず、直射日光(朝日はOK)も当たらない、かといって完全な日陰ではない場所のことです。
例えば、建物と建物の間の直射日光がの当たらないが明るい場所や、落葉樹の下の木漏れ日が当たる場所などがあげられます。

日陰は、直接光の当たらない場所ですが、朝夕の光が少しの間差し込む場所も入ります。
例えば、建物の北側の日陰、常緑樹木の下、詰まった植込みの間などの場所です。
マンションの
ベランダや
バルコニーは、その向きや手摺の構造により、様々に光の条件が変化します。
・各種 日除け

強い日差しをさえぎって、心地よい
風の通る空間を作るサンシェード(
日除け布)やオーニング。ガーデンやアプローチ、子供の遊び場、窓辺などにご利用ください。
・日除け、ガーデンパラソル
突っ張り式マーケットキャノピー、組立式洋風たてす、つっぱり日よけスクリーン、遮熱サンシェード、ブリージーオーニング、紫外線カット目隠しスクリーンなど。
・木製三段パラソル
暑い日差しをカットし、心地よい風を通してくれる三段タイプのパラソルです。横風にも強く、熱がこもりにくい機能的デザインです。
北向きの
ベランダや
バルコニーは、一般的にはあまり日が当たりませんが、それなりに明るくまさに
半日陰といえます。
日照時間は、年間では5月と8月がピークになっていることがよくわかります。
大阪に比較すると東京の
日照時間は随分と短く、8月は20時間近くも差があります。
東京は日が暮れるのが大阪と較べると随分と早いですからね。
平均
湿度は、大阪と東京では随分と違いますね。
大阪は、冬と夏の差がそれほどありませんが、東京は随分と冬が乾燥しているようです。
総じて、東京も大阪も、昔に較べて最近は乾燥してきているみたいです。
○雨が植物に及ぼす影響
日本では1年中
雨が降りますが、特に春、夏、秋の
降雨が多く、冬は比較的少ないのが一般的です。
園芸
植物の原種の多くがヨーロッパから入ってきていますが、かならずしも日本の
降雨条件にこれらの園芸
植物が適しているとはいえず、特に、日本の夏を苦手とする
植物が多いようです。
・雨除け
降雨が苦手なトマトやナスから、ひび割れの原因になる雨水の付着を防ぎます。
露地においては、
雨が直接
植物に降りかかりますが、マンションの
ベランダや
バルコニーでは屋根があるため、よほどの横殴りの
雨でない限り直接
雨に打たれることは少なく、どうしても乾燥しがちになります。
特に、冬は
雨が少ないため乾燥しがちですので、冬といえども水遣りを怠ると枯れてしまいます。

・イリゲシア社のソーラー自動潅水ポンプセット
英国irrigatia(イリゲシア)社の雨水タンク用の自動潅水システムです。電源にソーラーを利用しており、一般的なほとんどの雨水タンクに対応しています。雨水を利用するのでエコで水道代も節約!しかもソーラーパワーで電源要らずなので、ランニングコストを抑えられます。日照の度合いに応じて、自動で散水量が調整され、必要な時に必要なだけ植物に自動で水分補給します。水道や電源がない家庭菜園や鉢植え・プランターの水やりに最適!最大12ヶ所まで同時にかんたんに水やりできます。
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